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新潟県長岡市

第1期整備計画まとまる/千秋が原南側部分/商業施設は来年11月開店

2005/09/22 新潟建設新聞

 長岡市は、総合的な土地利用計画の見直しを進めてきた「千秋が原南側部分」における第1期整備計画の概要を明らかにした。主な整備施設としては、公共施設が道路や公園、桜づつみの整備など、商業施設が大型ショッピングセンター及びアミューズメント複合施設など、福祉施設がケアハウスやグループホームなどの整備を予定している。注目の商業施設については、平成18年春頃にも着工し、同年11月のオープンを目指す見通しだ。

 長岡市寺島町ほかの信濃川河川敷を対象とする「千秋が原南側部分」は、土地の所有者である室町産業(株)と長鉄工業(株)が森民夫市長に計画変更協議を申し入れたことを受け、総合的な土地利用計画の見直しを進めてきた。

 注目の商業施設では、ユニー(株)が大型ショッピングセンターを、東映グループの(株)ティ・ジョイがアミューズメント複合施設を建設する予定。ショッピングセンターは3階建てで店舗面積が約3万㎡(うち地元商店テナント用に約5000㎡)。1・2階にモールを配置し、屋上まで吹き抜けの広場とする。3階建てのアミューズメント複合施設に入るシネマコンプレックスは、10館分で座席数は約1800席を確保する。ショッピングセンターとは連絡ブリッジで連結させ、利便性を高める見通しだ。

 福祉施設は、地元の社会福祉法人・長岡福祉協会が事業主体となり、ケアハウスやグループホーム、福祉関係職員の研修施設、特別養護老人ホーム(小規模)など8施設の整備を計画する。

 公共施設については、土地所有者側から寄贈される約2万1000㎡の土地を公園用地に充てる。注目は、「(仮称)千秋が原南公園」で、屋根付き全天候型施設(こども王国、平家建て延べ約1200㎡)を核にこども達が一年中遊べ、子育て支援機能等も備える付加価値の高い公園として整備する。また、信濃川沿いでは幅員2mの桜づつみも整備する方針。

 その他、周辺部の交通渋滞解消のため、進入路の新設や既存道路の拡幅も予定している。



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