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茨城県守谷市

10月から造成工など順次発注/駅周辺土地区画整理事業

2005/09/26 日本工業経済新聞(茨城版)

 守谷市は、守谷駅周辺一体型土地区画整理事業について、道路や上下水道、造成、公園の各工事を10月ごろから順次発注していく方針を明らかにした。土塔地区を中心に、区画道路の築造、CCボックスの埋設、西口駅前通り線道路、雨水・汚水管埋設、5号公園築造などの工事を行うもの。このほか関東鉄道に、踏切の拡幅工事や軌道下を横断する雨水管工事を委託する。総工費には合計で約10億円を投じる予定。平成18・19年度にも造成、上下水道、道路築造などを行い、20年度の換地処分を目指す。

 守谷駅周辺一体型土地区画整理事業は、つくばエクスプレス(TX)と関東鉄道常総線の交差部を中心とした約38・7haを対象に、平成7年度から20年度までの施行期間で事業を進めている。

 最近では、TXの開業に合わせて都市軸道路工事、駅前広場築造工事などのインフラ整備を進めていたが、8月24日でTXが開業したことから、今年度分の本格的な駅周辺整備に着手するもの。

 10月ごろから暫時発注していく工事は、大きく分けて、関東鉄道への委託工事、区画道路工事、都市計画道路工事、上下水道工事、造成工事、公園工事の6つに分類。

 このうち関東鉄道への委託工事は、柿沼踏切の拡幅工事や軌道下を横断する雨水管工事を行う。関東鉄道との契約は済ませてあるが、工事は市の道路・造成工事や雨水管埋設工事に合わせて発注していく方針。

 区画道路工事や造成工事は、土塔地区を対象に計画。造成はおよそ5ha、道路は延長490mを整備する予定。事業の終了後は中央4丁目として住居表示される。

 都市計画道路工事は、CCボックスの埋設工事、都市軸道路工事、西口駅前通り線の工事を進めるもので、都市軸道路工事に関しては一部発注済み。

 上下水道工事に関しては、新町から土塔地区にかけて延長907mの雨水管埋設工事を行うほか、土塔地区の汚水管と上水道管の埋設工事などに着手。

 公園工事では、およそ1000㎡の5号公園を対象に築造工事を進めていく。

 工事概要と予算配分は次のとおり。

【踏み切り拡幅工事委託】

◆関東鉄道踏切拡幅工事委託=7040万円(柿沼踏切)

【軌道下横断雨水管工事委託】

◆関東鉄道軌道下横断雨水管工事委託(推進工事、HPφ900mm、L129m)=7100万円(柿沼踏切)

【区画道路工事】

◆土塔区画道路築造工事(L490m、W4m)=7500万円

【都市計画道路工事】

◆CCボックス埋設工事(L480m)=9600万円

◆都市軸道路工事(L335m、W11m)=6000万円

◆西口駅前通り線工事(L290m、W22m)=9000万円

【上下水道工事】

◆雨水管布設工事(新町~土塔、φ700~1200mm、L907m)=2億6795万3000円

◆汚水管布設工事(土塔地区、φ200mm、L1070m)=3210万円

◆汚水本管布設工事(土塔地区、φ900mm、L330m)=9900万円

◆汚水本管撤去工事(土塔地区、φ900mm、L300m)=6000万円

◆上水道管布設工事(土塔地区、φ75~200mm、L1070m)=3210万円

【造成工事】

◆土塔造成工事(5万㎡)=1億円

【公園工事】

◆5号公園築造工事(1000㎡)=2000万円



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