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茨城県笠間市

笠間市造園協組が発足/初代理事長に薗部信男氏就任

2005/10/12 日本工業経済新聞(茨城版)

 笠間市内の造園工事業者7社で構成する「笠間市造園建設業協組」(薗部信男理事長)が11日、発足し、新たな第一歩を踏み出した。同日、設立を記念する総会及び緑化懇親会を笠間市内で開き、席上、薗部理事長は「コスト削減と新規受注の確保や、公共施設の指定管理者となることを目指していきたい」と力強く決意を語った。

 組合員7社は、これまで笠間市造園建設業協会を組織していたが、今回、組織を法人化したことで、笠間芸術の森公園の指定管理者をはじめ、共同購買・共同受注その他の各種共同事業を行うことで、組合員各社の収益力向上と市場競争力の強化の実現を目指す方針だ。

 今回、設立されたのは、笠間市で公共工事を受注する造園工事業者7社を組合員とする笠間市造園建設業協組。

 対象とする地区は、笠間市の区域とし、事務局は笠間市箱田1167-1(電話・FAX0296-72-0072)に置く。

 主な事業は、共同購買事業による仕入単価の抑制と、共同受注事業による造園工事(維持管理を含む)の安定確保、その他各種共同事業を行うことで、組合員各社の収益力向上と市場競争力の強化を図ることを目的に、今後、活動を展開していく。

 組合員の7社は、平成13年に笠間市造園建設業協会を組織し、業界動向や施工技術等の情報交換を行ってきたが、任意団体であるために積極的な経済活動ができず、また、指定管理者の指定要件として法人組織であることが求められていることから、協会内部から法人化のニーズが高まり、このほど同協組が発足した。

 11日、発足を記念して開催した緑化懇親会には、組合員のほか、(社)県造園建設業協会、県造園業協組など関係団体から来賓多数が出席。

 薗部理事長は「今後も、中小企業者ならではの機動性・柔軟性・創造性を発揮しながら組合員の有する技術・ノウハウを結集して、緑の保全・創造に関するあらゆるニーズに応えていきたい」と抱負を語った。

 笠間市造園建設業協組の役員は次のとおり(敬称略)。

【代表理事(理事長)】

◆薗部信男((株)柿の木坂造園・代表取締役)

【副理事長】

◆杉田捷機(昭和造園土木(株)・代表取締役)

◆稲葉忍(岩倉緑化産業(株)・代表取締役)

【理事】

◆鈴木秀和((株)愛郷園・取締役部長)

◆小林敏三((株)小林造園笠間支店・代表取締役)

◆田中清子((株)田中造園土木・代表取締役)

◆松村重光((有)松村造園・代表取締役)

【監事】

◆増渕浩二(笠間市観光協会・会長)

◆磯文男(稲田石材商工業協組・理事長)



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