所沢市は、再開発、土地区画整理事業を含む日東地区まちづくり基本構想をまとめており、現在最終段階を迎えている。内容は都市計画決定を目指し、ゾーニングを設定したもので、その素案を基に年内には地権者説明会を開きたい考え。
まちづくり基本構想策定業務は、画地測量設計(目黒区、電話03-5721-3051)が担当。今年度いっぱいを納期に、作業を進めている。ゾーニングに関しては、再開発区域、住居、公園など大枠にし、区画道路などの設定は行わない。
対象区域は、7・3ha。所沢駅西口に近いものの、都市基盤整備が遅れている状況。加えて老朽化木造建築物が密集し、生活道路も未整備なため、防災面などでも問題が取り沙汰されている。
土地区画整理事業については、16年度に所沢日東地区第一種市街地再開発事業準備組合が、地区全体を区画整理で整備しながら、再開発を行うとの意見をまとめ、斉藤市長に要請。これを受けて、市が始動した。
日東地区再開発事業は、当初平成15年度の都市計画決定を目指して、進めてきた。しかしキーテナントが出店を辞退したため、大幅に軌道修正。商業床を2万~2万5000㎡程度の専門店街へと縮小した。
再開発ビルは5つの街区で構成。北・西と南・西、北・東と南・東の各街区ビルはそれぞれ空中の連絡道により繋ぐ構想。