昭和町は、来年度の工事着手を予定する西条小学校の校舎棟増築および大規模改造工事について、先月に実施した設計プロポーザルにより馬場設計(甲府市塩部)を設計委託業者に特定しており、今後、契約締結を経て、詳細な設計作業に取り掛かる。内容はRC造3階建ての校舎棟増築と既存校舎、屋内運動場の大規模改造などで、来年度から2か年の計画で整備をすすめる。
同町西条2222地内の西条小学校では、学区内エリアでの宅地開発、マンション建設等の影響などにより児童数が年々増加しているため、不足教室等の解消を図るため校舎棟の増築を計画。あわせて、既存校舎と屋内運動場の大規模改造を計画している。
現時点の計画によると増築する校舎棟は、既存校舎棟の隣にRC造3階建てで建設。増築校舎は延べ床面積3000~3500㎡の規模を基準としており、普通教室など8クラス分程度のスペース確保を見込んでいる。また、既存校舎棟と屋内運動場については、増築に伴う教室等配置の変更にともなう改修や、床、壁、サッシなど老朽化がすすんでいる箇所を中心とする改修などをあわせて実施。増築する校舎と既存校舎は、渡り廊下等で接続する。
今年度内は詳細な設計を仕上げ、来年度には校舎棟の増築工事、19年度に既存校舎と屋体の大規模改造工事を順次進める見通しとなっている。