富岡市の工業拠点施設となる(仮称)工業振興センターの建設を検討するため検討委員会を設置している富岡市(今井清二郎市長)は12日、4回目の会合を開催した。現在の同市における工業の現状を踏まえ、工業振興のあり方や施設の位置づけなど、今後の方向性を再確認した。
同センターの建設計画は、地域企業の連携を深め工業の集積地としての情報発信を始め、富岡市工業の核となる拠点施設の必要性も重要となることから、妙義町との合併に伴う新市建設計画においても、重点プランとして計画を位置づけている。
同センターには市の担当課をはじめ、ベンチャー支援センター、職業訓練校、各種工業団体等を入居させ、技術支援や研究開発、情報発信など、工業振興の核となる施設を目指す考え。
現在、富岡市内の工業会には西毛機械工業協組や西群馬金属プレス工業会、富岡市機械金属工業団地協組があり、それぞれの活動をしているが、こうした組織を含めて横断的にまとめる組織づくりを進め、工業会全体の連携を深める。
委員は、各工業団体の代表や市議会議員などで構成した17人で、今後も定期的に会議を重ね年度内に基本構想を策定、市長へ答申する。妙義町との合併後も新市において再度検討を重ねていく方針だ。