県は、PFIを導入する「県立中央病院駐車場整備運営事業」について、13日に大成建設、パークジャパン、宝建設の3者が設立した特別目的会社「山梨県中央病院パーク(株)」と事業契約を締結したことを明らかにした。今年8月12日に行われた総合評価一般競争入札の結果、大成建設グループを落札者に決定していたもので、同事業はPFI法に基き、事業者が施設を設計、建設し、施設完成後に公共施設の管理者である県に所有権を移転、その後、施設管理・運営を行うBTO方式により実施される。同契約にもとづく事業期間は17年10月13日から平成33年4月30日まで。
同事業では、計画地となる甲府市富士見1丁目1-1外の県立中央病院の敷地3万9907㎡において、病院西側への立体駐車場(2層3段・1棟延べ面積1万1000㎡以下)や地上平面式で構成する駐車場等を整備。駐車台数は、立体630台程度、北側駐車場265台程度、南側駐車場30台程度、病院前駐車場12台程度で、地下駐車場63台を含めて約1000台、駐輪場250台程度(立体駐車場に一部併設)などを確保する。
今後、駐車場の建設等に取り掛かり、来年5月には立体駐車場等の供用開始、7月には北側駐車場等の供用を開始する予定。