総事業費に約120億円を投入し、県内では最大規模となる笛吹市御坂町成田の山梨県立博物館が、今日15日にオープンする。オープンに先立ち、14日午前10時から記念式典を挙行、関係者ら約450人が出席し盛大な式典となった。式の冒頭あいさつにたった山本栄彦知事は「先人達の歩みを学び、本県特有の自然との関わりを認識し、広く内外にその情報を発信していきたい。また、この博物館は、これまでにない〃成長する博物館〃としてのコンセプトを持っており、関係者の方々にご協力をいただきたい」とあいさつした。
県内最大規模となる同博物館は、歴史に重点を置いた施設。総事業費に約120億円を投入し、県の総合教育センターの隣接地約6万5000㎡の敷地に建設。構造はRC造(一部S造)平家建てで、延べ8760㎡。
同館の基本テーマは、「山梨の自然と人」。ハイテク技術を駆使した展示手法での体験・交流型を特徴とし、新しいタイプの博物館として注目されている。また、コンセプトは(1)あらゆる人が様々な博物館活動に参加することが出来る「参加体験・交流型博物館」(2)県内各地の自然や文化遺産、文化施設などとネットワークでつながる「ハブ博物館」(3)利用者のニーズや調査・研究の進展に応じて事業・活動などが成長していく「成長する博物館」-。常設展示エリアをはじめ、企画展示エリア、レストラン、収蔵エリア-など9つのエリアを設置。常設展示場には土器や絵図など約1400点の実物資料をはじめ、模型により、江戸時代の畑仕事など庶民の暮らしを再現した鑑賞コーナーも設けている。また、屋外には4万本の草木が植えられている。
同博物館は、故天野建前知事時代の平成6年に「山梨県幸住県計画」の中で具体化。8年に構想検討委員会を設置し、13年に基本計画を策定。14年11月に着工となった。建設をめぐっては誘致合戦や反対運動が起きるなど曲折をたどっている。
同博物館建設にあたっては、設計業務を梓設計が担当。鴻池組・長田組土木・河村工務店JVが本体工事を施工したほか、主な工事として、展示工事を乃村工芸社、空調設備を東洋熱工業・明和工業・渡辺工業所JV、給排水設備を日設工業・甲府冷暖工業・大久調温JV、強電設備を芙蓉実業・昌電社・中楯電気JV、弱電設備を長田電業社・小林電気工業JV--が担当した。
















