長坂町は先月三十日に臨時町議会を招集し、一般会計予算に二億三九四万五、〇〇〇円の追加補正をおこなった。今回の補正は、町単独事業債による財源確保のメドがついたことから、町単独の事業を新たに予算化たもの。なかでも、注目は九月補正の設計委託費に続いて、工事費(一億六、六一一万円)を盛り込んだ長坂・秋田保育所プール建設事業。同事業では、近く建築設計業務をコンサル業者に委託し作業を開始。早ければ、年内にも工事着手の見通しとなった。
同町では、町の長期総合計画に基づき保育サービスの充実を図るべく統合保育所の統合新設などの施設整備を順次展開している。昨年度は日野春地区に統合保育所を新設、今年度は小泉地区において同じく統合保育所の建設を進めている。小泉保育所が完成すると、町内の四つの地区にそれぞれ一箇所づつ保育施設が整備されることになる。
新設の日野春、小泉の両統合保育所は、床暖房を完備し、室内温水プールなどを備え、県内でもトップクラスの充実した設備内容となることから、町内の保育サービスの均一化を図るため、既存の長坂、秋田の両保育所にも、室内温水プール棟を新たに備えることになったもの。
整備の手法としては既存の建物に、プール棟の部分を増築するかたちをとる。工事内容の詳細は現時点で明らかにされていないが、水張り面積約一五〇㎡のプール本体が収まる程度の規模が考えられている。
町は、近く設計委託業者を選定し、作業を開始、一~二ケ月程度の期間で詳細な設計を仕上げる。出来れば、年末にも工事に取り掛かり年度内の完成を目指す。
建設関連予算の補正内容は次の通り。(単位千円)
《一般会計》
【総務費】
▼駐車場整備工事=一四、八〇〇
【民生費】
▼体力づくりセンター付属ゲートボール場建設工事=一八、九四五
▼長坂・秋田保育所プール建設
▽委託(設計監理)三、八九〇
▽工事=一六六、一一〇