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新潟県三条市

都市計画決定へ素案公表/火葬場建設/来月にも公聴会開催

2005/10/19 新潟建設新聞

 老朽化の進む火葬場の移転改築を計画している三条市は、このほど同施設建設に向けた都市計画素案を公表した(現在、市役所生活環境課等で閲覧可能)。市では来月にも同案に対する都市計画公聴会を開催し、今年度内の都市計画決定を目指す方針だ。

 これは、直江町4丁目地内の現有施設老朽化に伴い、月岡字水戸地内(敷地面積約1万6900㎡)に新施設の建設を計画するもの。

 基本計画によれば、施設規模はRC一部S造平家一部2階建て延べ約1500㎡を想定。構造形式はラーメン構造とし、内部には火葬棟(告別ホール・炉室・収骨室等、延べ834㎡)・待合棟(待合室等、延べ443㎡)・管理部門(事務室等、延べ176㎡)を配置。火葬炉は大型炉を5基設置し(2基1系統2組、1基1系統1組)、炉形式は再燃焼炉付台車式寝棺炉(前入れ前出し方式)とする。

 今後は、平成18年度までに建設実施設計や用地買収、造成・道路築造工事等を実施。平成19年度に本体工事に着工し、平成20年度までの2か年で完成を図る予定。概算工事費は19億6340万円(内訳は建築主体工事費10億7600万円、火葬炉設備工事費2億1000万円、造成・植栽関連工事費2億7300万円など)。

 なお、基本計画策定業務は、在京の日本工営(株)が担当。



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