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景観等へ配慮求める/東京電力の西上武幹線新設工事/小寺知事の意見書公表

2005/10/20 群馬建設新聞

 県は、東京電力が計画している50万ボルトの送電線「西上武幹線新設工事(渋川箕郷間)事業」に関わる環境影響評価方法書に対する小寺知事の意見書を公表した。

 それによると、一般的事項として今回の送電線建設事業は、既存の送電線ルートを使用するが優れた景観を有する榛名山中腹を横断するため評価項目、手法について慎重に検討すること等を求めている。

 また、個別的事項として、景観面への配慮として送電線の高さの根拠を準備書に記載し公表することや、電磁界、生物環境、文化財、地盤環境などに万全を期すよう要請。

 環境影響評価準備書は、1月16日~2月15日までの期間で縦覧に供される。場所は、東京電力群馬支店渋川支社、同社の送変電建設センター中幹建替高崎事務所、県環境政策課、関係市町村等。

 同建設事業は、渋川市から箕郷町までの区間の中東京幹線電線を西上武幹線(50万ボルト+27万5000ボルト)に建て替えるもので延長は15・8km(2回線)、中東京幹線(27・5万ボルト、建替併架)が16・2km(2回線)。事業実施場所は、渋川市、吉岡町、榛東村、群馬町、箕郷町となっている。

 事業者の東京電力では、環境評価準備書についての説明会を、吉岡町文化センター(1月25日)、榛東村中央公民館(同26日)、群馬町中央公民館(同27日)、渋川市民会館(同31日)、箕郷町文化会館(2月1日)の5か所で開催する。開始時間は、いずれも午後7時から。



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