薮塚本町総合支所の庁舎建設工事を計画している太田市薮塚本町支所総務税務課は、このほど設計者と施工者の共同企業体による設計・施工一括プロポーザル方式を実施、最優秀者に関東建設工業(太田市)・石井設計(前橋市)JVを特定した。年度内の履行期限で設計を作成、18年12月市議会へ上程し、承認されれば2か年事業として工事を進めていく考え。
新庁舎は、薮塚保健センター隣接地の敷地面積6863㎡に建設する計画で、市土地開発公社では、先行して建設予定地を1億4751万円で取得し今後、市で敷地を買い戻す。新施設規模は、3階建て、延べ床面積2216㎡程度を想定。内部は一般事務ゾーンとして延べ床面積668㎡を確保。1階に市長室、支所担当室、市民福祉課、教育課、総務税務課を配置。2階に産業環境課、都市建設課、農業共済課、農業委員会、同会長室を整備する。市民広場ゾーンでは延べ床面積136㎡を確保。市民の憩いの空間、待ち合わせ場、発表の場を配置。会議室ゾーンには延べ床面積277㎡を配置。第1~第3会議室、打ち合わせ室、相談室を設置するほか、倉庫・作業ゾーン(延べ床面積190㎡)、福利厚生ゾーン(延べ床面積106㎡)、便益・共用ゾーン(延べ床面積845㎡)を整備する。
総事業費は8億3163万円を試算しており、本体工事費5億6250万円、外構工事費8000万円、既存施設撤去工事費8000万円を見込んでいる。今年度の当初予算には、設計費1812万5000円、工事監理業務委託費200万円、工事費1億1250万円を計上している。
今回、プロポーザルに参加したのは、関東建設工業・石井設計JV、横山建設・西岡設計JV、石橋建設工業・北村建築設計事務所JV、守屋建設・糸井建築設計事務所JVの4JV。