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埼玉県環境部

届出は743件に/土砂排出16年度状況

2005/10/21 埼玉建設新聞

 県環境部は16年度の「土砂条例」に基づく土砂排出、たい積の届出状況を示した。それによると排出届出が743件など土砂排出は合計1013件だった。

 土砂の排出で、各環境管理事務所別に見ると届出は中央222、西部209、東松山77、秩父13、北部72、東部99、越谷51と合計743件となっている。

 たい積した土砂の排出届出を各事務所への提出された数字で見ると、中央50、西部67、東松山12、秩父1、北部19、東部22、越谷99で合計は270。合計は1013件が届出されている。

 一方、土砂のたい積許可件数を見ると、中央9、西部3、東松山10、秩父ゼロ、北部5、東部38、越谷1と66件が許可されている。申請そのものは71件あったが、途中で取り下げたか、年度をまたいだこともあり、申請数と許可数が一致しないようだ。許可は主に農地転用に伴うケースが多かったとしている。

 土砂条例は15年2月1日に施行されている。無秩序な土砂のたい積を防止し、県民生活の安全、生活環境の保全に寄与することを目的に条例を制定した。

 事業者は、500立法m以上の土砂の排出は届出が必要となり、3000立法m以上の土砂のたい積には許可が必要になる。

 具体的には、土砂の届出は、工事開始の20日前までに行い、たい積した土砂を1か月間に500立法m以上排出する時は排出する月の初日の10日前までに届け出る。

 さいたま市と川越市については各市で業務を行っている。

 問い合わせは廃棄物指導課(電話048-830-3135)。



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