記事

事業者
栃木県那須町

那須町保育園整備計画、伊王野は改修整備検討、黒田原第2と千振、23年度に方針

2021/07/31 栃木建設新聞

 那須町は、第2期保育園運営適正化・整備計画後期計画の今年度からの開始にあたり、計画の一部を改正した。統廃合や民営化対象の黒田原第2保育園と千振保育園(仮称・那須第2保育園)は2023年度中に運営適正化方針を決定し、後期期間中の25年度までに計画を実施。また、伊王野保育園の園舎は改修や整備の検討が必要とした。

 町では09年度から16年度までを期間とする保育園運営適正化等計画を策定し、黒田原第1保育園を移転新築。16~25年度の第2期保育園運営適正化・整備計画では高原保育園と那須保育園を統廃合した那須高原保育園を21年4月に民営化。芦野保育園と伊王野保育園を16年4月に統廃合し、伊王野保育園とした。

 また、大同保育園と高久保育園については現在、統廃合する新園舎を社会福祉法人千駒会(大田原市)が高久小学校旧グラウンドに建設を進めており、22年4月に民営化し開園する予定。黒田原第2保育園と千振保育園の統廃合が未実施となっている。

 黒田原第2保育園の20年度末の園児数は74人(定員80人)、千振保育園は48人(定員60人)。両保育園を統廃合した仮称・那須第2保育園の計画定員は100人。運営適正化方針は保育園全体の定員や配置のバランスを考慮して決定する。

 黒田原第2保育園の園舎は1992年1月に改築されたS造平屋建て延べ床537・81平方m。敷地面積は3937平方m。千振保育園の園舎は1981年4月の建設でS造平屋建て延べ422・38平方m。敷地面積2416平方m。施設整備が検討される見込み。

 現伊王野保育園の園舎は木造平屋建て643・49平方m。1989~90年に改築され、20年度に保育室を増築した。園舎は築31年が経過し、老朽化している。敷地面積は4538平方m。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら