秩父市は、秩父第一中学校改築計画で、設計者選定に向け都内5事務所参加による簡易公募型プロポーザルを実施。選定委員会は、久米設計(江東区、電話03-5632-7811)の提案を最優秀に特定した。今後は、年度末までに基本・実施設計をまとめる。工事は、18年7月~19年12月の予定。
審査では、各事務所とも優秀な提案だったが、中でも久米設計の提案は、地域の特性を活かした施設計画、学習空間の場としての考え方が良く、提案に見られる堅実な姿勢が高く評価された。
設計担当者が選定されたことで今後は、校舎、体育館、プール、外構、その他付属施設の設計に取り掛かる。
規模想定は、校舎が、RC造4階建て程度、延べ床面積約1万776㎡。内訳は、普通教室24教室、メディアスペース24教室対応、ティーチングステーション、各特別教室、多目的教室、少人数学級、各管理施設など。
体育館は、RC一部S造、3階建て程度、延べ床面積3036㎡。武道場、アリーナ、ステージ、ランニングコース、トレーニングルーム、部室、ミーティングルーム、器具庫、放送室など。
その他外部施設は、部室、屋外体育倉庫、防災備蓄倉庫、校庭便所、プール施設など。
既存施設解体なども含めた総工事費は約32億円を見込む。
場所は、滝の上町4047ほかの現況敷地約3・6ha。