さいたま市は、大宮駅西口で検討している駅前通り(大宮停車場大成線)の一部再整備に向け、関係する権利者・行政機関と連携する。現行2車線を1車線に縮小する代わりに歩道幅を広げる方向。ワークショップ(次回9月ごろ)などで意見を聞き、計画を具体化する。
再整備対象の路線延長は約80m、車道・歩道合わせた全幅が約15m。車道を一方通行に規制し、歩行者通行部を一時的に広げる社会実験を昨年度行い、効果を検証。周辺道路の交通環境に大きな影響を与えず、歩きやすさを向上できた。
社会実験では、歩道を片側5m(現行1・5m)、車道を5m(同7m)に設定した。事業化の際は、実験上の規格が基準となる。本年度は関係者(沿道ビルオーナー、警察など)との意見交換や情報共有に努めて、来年度の検討目標を整理する。
発注者支援の関連業務では、「大宮駅周辺地域戦略ビジョン推進方策(大宮停車場大成線)検討業務R3」をUG都市建築(新宿区、電話03-5369-3120)に委託している。