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ゆれやすさ全国マップ/群馬はほぼ全域で「中」/一部が弱「ゆれやすい」

2005/10/22 群馬建設新聞

 防災対策の検討のため、震度分布の推計等を行ってきた内閣府は、このほど、この一連の調査結果を整理、「表層地盤のゆれやすさ全国マップ」としてまとめた。同マップは、地震の揺れの強さを決定付ける要素の1つである地盤特性を「表層地盤のゆれやすさ」として全国的にまとめたもの。

 同マップによると、関東平野、大阪平野、濃尾平野などの平野部に比較的人口が集中しているが、このような地域は、やわらかい地盤で覆われ、ゆれが大きくなることが分かる。

 群馬県について見ると、「ゆれやすい」と「ゆれにくい」のちょうど中間となる計測震度増分(※)が0・4~0・6がほぼ県土全域を占めているが、東毛地域の一部はそれよりも1ランク「ゆれやすい」計測震度増分0・6~0・8となっている。

 同マップを作った内閣府は、今回のマップについて「防災対策上、そのような場所を知っておくことは重要です。特にゆれやすい地域にお住まいの方には、家具の固定、住宅の耐震診断や耐震補強などの対策を優先的に行うなど、日頃の地震への備えの参考としていただきたい」としている。

 ※地表での揺れが深部での揺れに対して大きくなる割合



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