韮崎市は七日、来年度に実施を計画する甘利小学校校舎及び屋内運動場増築工事に先立つ建築設計委託業務の入札を執り行い、進藤設計事務所（甲府市塩部・電話〇五五－二五二－〇一一一）を落札者に決定、同社と業務委託の契約を結んだ。同設計の納期は年明け二月末に設定。来年度の夏休み期間中の施行を目指し、諸準備を進めていく。

　同事業は、市内大草町下条東割地内にある同校の学校施設の狭隘化を解消する目的で計画。来年度に工事実施に向け、先の九月補正で委託費（一、四〇〇万円）を新たに予算化、設計等の準備を先行して進めることになった。

　既存の校舎は、それぞれＲＣ造二階建てとなる普通教室棟、特別教室棟の二棟で構成され、延べ床面積は五、七二〇㎡。体育館についてはＳ造延べ床面積五、七二〇㎡の規模となる。同校では現在、普通教室を全部で二三クラス設けているが、空き教室がなく、十四年度の新入学生を迎えると一クラス分の増加が試算されている。このため、不足教室となる普通教室一クラス、特別教室二クラスと、体育館を増築し、生徒数の増加に備える計画となった。

　工事の内容は今後、設計な既存の特別教室棟に隣接地にＲＣ二階建て、延べ床面積約五〇〇㎡の規模の校舎棟を増築。体育館は、約三〇〇㎡の増床を考えている。