榛名町は、役場近くの国道406号と県道が変則的に交差する下室田交差点(四つ角)を中心に周辺の宮本商店街活性化などを目指すため1日、地域住民や地元高校生、町職員らで構成した「第1回宮本町まちづくりワークショップ」を町商工会館で開催した。
会合は、学識経験者の為国孝敏足利工業大学工学部都市環境工学科教授がコーディネーターとなり、現状課題分析などからコンセプト打ち出し、現在行われている県道高崎榛名線の拡幅に伴う空き地や付帯施設等の活用方法を探る。今後も会合を重ね年度内に計画案を策定、町ではこれを足がかりに18年度から本格的なまちづくりに着手していく。
これまでにも、近隣の大型店進出などにより、衰退傾向にある商店街のあるべき姿を検討するため先進地を視察するなど、まちづくりを模索してきたが、同商店街を通る国道と県道の交差する変則的な四つ角交差点がネックとなり、打開策を発見できずにいた。
これらを踏まえ、町では為国教授を委員長としたプロジェクトチームを6月に設置。先月に勉強会を開き、住民主体のワークショップを手法とするとした。
第1回会合では、集まった約40人が5つのグループに分かれ、四つ角を中心とした地域の問題点などについて、意見を出し合った。次回会合は、整備コンセプトなどを協議する。