記事

事業者
その他記事(民間)

プロテックエンジニアリングの落石実験施設が完成

2021/12/03 新潟建設新聞

 プロテックエンジニアリング(野村利充代表取締役社長、聖籠町蓮潟5322-26)が、建設を進めていた落石フェンスの実験施設が完成した。およそ1億2000万円を投じ、聖籠町の同社敷地内に建設。S造で、幅5m、延長45m、高さ17・42m。落石防護用の常設実験施設として業界最大級の規模となる。本格稼働は2022年3月を予定している。施工は熊谷組が担当した。

 同施設では落石防護および崩壊防護フェンス等の実物供試体を用いた実証実験が行われ、実験では実物のフェンスを施設に設置し、落石に見立てた重りを上から落とすことで、捕捉性能などを実証する。複数パターンでの実験を行うことができる。

 先月30日には竣工式が執り行われ、野村社長は「日本の災害対策に貢献するため、実験施設を活用し、より良い製品を社会に提供したい」とし、工事を担当した熊谷組北陸支店の岸研司支店長は「業界からも注目される重要な施設の施工に携われたのは光栄」と語った。

【写真=実験架台が竣工】

記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら