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藤村氏(郷土建設藤村組)に県知事除雪感謝状を贈呈

2021/12/23 新潟建設新聞

 新潟県は21日、新潟県知事道路除雪感謝状贈呈式を挙行し、郷土建設藤村組の藤村博俊会長に感謝状を贈呈した。

 藤村会長は50年にわたる従事経験で培った高度な機械操作技術と積雪状況等の的確な判断力で、緊急時の体制等に道路管理者から意見を求められるなど豊富な技術と知識を有しており、昨冬の豪雪でも国道253号での集中除雪への提案や実施体制の調整を行うなど中心的な役割を果たした。また除雪業務の効率化や若手への技術伝承にも積極的に取り組み、除雪体制の維持に貢献している。

 贈呈式では、金子法泰土木部長が「県内でも特に自然条件が厳しい上越東維持管理事務所管内で、長きにわたる除雪従事経験に加え、地域の思いを受けて強い使命感を持って、命の道である国道253号の除雪業務に従事されている。道路除雪を通じて新潟県行政に大きく貢献していただいた」と花角英世知事のメッセージを代読。

 藤村会長は「除雪機械は進歩しているものの、長時間運転や過酷な作業であることは変わらない。除雪従事者は住民の安心・安全のため、使命感を持って取り組んでいる」とし、若手、担い手の育成については「仕事に対する意気込み、やりがいをいかに引き出すかが課題」と語る。また今回の受賞について「道路管理者、地域住民の理解と協力によるもの。受賞を機に、これまで以上に担い手の育成に励む」と謝辞を述べた。

 県では昨年度から30年以上の除雪業務に加え、雪害時の迅速な対応や技術の伝承等に努め地域からの評価が高い除雪機械運転員を対象とした知事感謝状を創設。高齢化や若手の入職者不足が進む除雪作業での除雪機械運転員の意識高揚と技術の研さん、新たな人材確保を図っている。

【写真=藤村氏を囲み記念撮影】

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