北本市は、栄小学校跡地を用いた「(仮)市民活動交流センターA」整備について、改修工事費を4億1970万2000円と試算した。校舎内部改修や体育館空調改修、外構工事などを実施する計画。新施設整備後、老朽化した複数の公共施設から機能を集約する。2022年度に設計へ着手し、23年度で工事を実施。24年度の供用を想定している。
栄小学校(栄1丁目)は21年3月に閉校した。施設規模が▽校舎棟A棟(管理・普通教室棟)=RC造4階建て、延べ床面積3070㎡▽校舎棟B棟(管理特別教室棟)=RC造4階建て、同1696㎡▽屋内運動場=S造平屋、床面積876㎡――となっている。
新施設は防災倉庫、粗大ごみ受付所としても使用する。複合する施設にコミュニティセンター、保健センター、福祉センター、母子健康センター、健康増進センターなどを挙げた。機能移転後、28年度をめどに既存施設を解体する見通し。
市は公共施設マネジメント実施計画、公共施設適正配置計画など複数の計画を連動させ「市民活動交流センター」建設を予定している。閉校した学校を用い、老朽化が進む公共施設の機能を集約する計画。今後20年程度をかけ、計4施設の建設に取り掛かる。23年度以降、2件目の市民活動交流センター整備について検討を行う見通し。