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22年度の県南地域注目事業/土浦四中と神立小を改良/河内町は新こども園建設へ

2022/01/08 日本工業経済新聞(茨城版)

 第3回は県南地区の2022年度主要事業をまとめた。土浦市では第四中と神立小の長寿命化改良工事が4~5月に公告となる。石岡市は10億円を投じ、統合に向けた南小の長寿命化改良工事に取り掛かる。龍ケ崎市では北竜台地区の施設一体型小中一貫校の基本設計のほか、新保健福祉施設の実施設計を発注予定。河内町は新しい認定こども園の工事を来月初旬にも公告するようだ。事業費については3カ年継続で11億円を設定している。

 【土浦市】

 ◆土浦第四中・神立小の長寿命化=第四中は管理・普通・特別教室棟で、神立小は特別教室・屋内運動場棟でそれぞれ改良工事に取り掛かる。屋上防水や外壁、給排水、電気設備など全般で、概算工事費は第四中が9億3000万円、神立小が3億4000万円。いずれも4~5月に一般競争入札を公告し、6月議会で承認を経て本契約とする見込み。

 【石岡市】

 ◆南小長寿命化改修=南小で長寿命化改修を行い、高浜小、三村小、関川小を統合させる。次年度早期に発注予定。23年度までの2カ年で施工し、24年4月の開校を目指している。概算工事費は10億円。

 工事概要は校舎2棟および体育館の屋上や外壁、内装、設備などで、仮設校舎を建てて取り組む。エレベーター設置、水はけの悪いグラウンドの改良も行う。スクールバスの回転場も設ける。設計は㈱三上建築事務所(水戸市)が担当。

 【龍ケ崎市】

 ◆北竜台地区施設一体型小中一貫校整備事業=長山小と松葉小、長山中が対象で、長山中の敷地内に統合小を新設する。来年度に基本設計、23年度に小学校の実施設計に取り掛かる。24年度には長山中長寿命化の実施設計と小学校新築工に着手。25年度には中学校の長寿命化に着工して、27年4月の開校を目指す。

 改修プランは、長山中の敷地内南側にあるテニスコートを撤去し、そこに小学校校舎(RC造3階建て、延べ3090㎡)と小学校体育館(S造2階建て、延べ930㎡)を新築。

 既存の中学校の校舎(RC造3階建て、延べ5717㎡)や体育館(RC造平屋、1122㎡)、武道場(S造平屋、499㎡)では、長寿命化改修を行う。

 ◆新保健福祉施設整備事業=市役所東側の駐車場に新設。現在つくば建築設計事務所㈱(龍ケ崎市)が基本設計を策定しており、来年度には別途、実施設計(想定事業費5800万円)を発注する。23~24年度に建設工事(工事費10億3800万円、監理費2000万円)を予定。25年4月に供用開始する。概算事業費は11億8000万円。

 【河内町】

 ◆新設認定こども園建設事業=2月初旬にも工事の一般競争入札が公告となる。建設地は小中一貫校のかわち学園の東側で、敷地面積約1万1000㎡。建物は園舎が定員180人、RC造平屋、1700~1800㎡程度を想定。設計者は㈱相和技術研究所東関東支社(千葉県習志野市)。

 工事と工事監理の予算については3カ年継続費で11億円(21年度=0円、22年度=4億4000万円、23年度=6億6000万円)。


【第四中の管理・普通・特別教室棟(土浦市)】

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