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信頼される組織へ建築関係4団体が新春賀詞交歓会

2022/01/08 新潟建設新聞

 新潟県建築士会(田中隆司会長)、新潟県設備設計事務所協会(渋谷周策会長)、新潟県建築設計協同組合(海津正男理事長)、新潟県建築士事務所協会(坂本忠志会長)の建築関係4団体の新春賀詞交歓会が5日、新潟市の白山会館で開かれ、新潟市の中原八一市長や岩村良一県議会議長などの来賓をはじめ、行政、関連団体の参加者が新年の門出を祝った。

 主催者を代表して新潟県建築士事務所協会の坂本会長は「われわれ建築団体で何が一番問題になっているかというと、アイアンショック(鉄価格の高騰)等による建築工事費の値上がりで、納期がなかなか見込めず、大変な状況に陥っていることと、今後、大変な人材不足になるということ。55歳以上の熟練技能者が全体の3分の1以上を占めている中、50万人から90万人の労働者が不足することになり、この問題に今から対応していかないと大変なことになる」と懸念。設計の多様化については「住宅は団らんの場であったが、リモートワークが始まったことで仕事場が住宅に入ってくる。そういうことを考えた空間やデザイン、環境を設計や設備の中に取り込むことが必要になってくる」との考えを示した。若手人材の入職については「労働環境が整っていない点もあるのではないか。さらに女性の進出をもっと真剣に考えていかなければならない」と強調。本年も諸課題に対応しながら、資質の向上と信頼される組織へ決意を新たにした。

【写真=坂本会長、参加者全員で手締め】

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