記事

事業者
茨城県笠間市,茨城県行方市,茨城県鉾田市,茨城県大洗町

32~38億で新庁舎/岩間消防署は建て替え

2022/01/15 日本工業経済新聞(茨城版)

 最終回は県央・鹿行地区の2022年度主要事業をまとめた。行方市は新庁舎整備事業に向けて動き出す。25年度の供用開始に向け、22年度は基本設計に着手したい考え。笠間市は岩間消防署の現地建て替えを実施。予算がつけば4~5月に工事が公告となる。道の駅整備を進める大洗町では22年度、実施設計を発注予定。工事は23年度を見込む。鉾田市では、旭中学校区統合小の整備に取り掛かる。順調ならば22年度に実施設計、23年度に工事に着手する。開校は25年度を予定。


【行方市】 

 ◆新庁舎整備事業=総事業費は約32億円~約38億円、なめがた地域医療センター敷地周辺に2~3階建て、必要床面積5500㎡と試算。敷地面積は2万㎡程度。事業手法はDBM方式を優先的に検討していく。22年度当初予算で事業費を確保できれば早期に事業者公募または設計者選定を行いたい考え。

 現段階では、22年度に基本設計、23年度に実施設計を進めて着工し、25年度の供用開始が目標。建設地はなめがた地域医療センター(井上藤井98―8)の周辺を選定。


【笠間市】

 ◆岩間消防署建て替え事業=予算がつけば、22年度4~5月に工事を公告。7月に契約を締結し、9月の着工を見据える。23年度中の完成を目指す。消防署機能を運用しながら新庁舎の建築に取り掛かるため、工事は既存施設の解体と新築を並行して進める。

 新庁舎は現施設(市野谷1542)と同一敷地内に建設し、車庫や事務室、食堂などの機能に加えて、女性職員専用の設備の整備を想定。設計を㈱匠建築研究室(水戸市)が21年度に策定。

 現施設はRC造・一部S造2階建て、約470㎡。1階に車庫、2階に事務室や仮眠室、食堂などを配置している。


【大洗町】 

 ◆道の駅おおあらい(仮)整備=基本構想・基本計画を㈱常陽産業研究所(水戸市)が担当。整備検討委員会が、大洗シーサイドステーション(港中央11―2)と周辺の町営駐車場を最有力候補地に選定した。現段階では22年度実施設計に着手し、23年度の工事着手を見込む。

 道の駅敷地内には、太陽光パネルなどの再生可能エネルギー設備の設置を検討。設備導入可能性調査を㈱建設技術研究所(中央区)が進めているところ。


【鉾田市】 

 ◆旭中学校区統合小整備=年度内に基本設計に着手。25年度の開校を予定。順調に行けば、22年度に実施設計、23年度に工事に着手する見込み。建設候補地が玉田地内に変更になったため、12月補正予算に用地取得費などとして5812万2000円を計上。校舎や屋内運動場、グラウンド、プール、駐車場、調整池などを新設する。基本計画は㈱三橋設計(東京都千代田区)が20年度に策定した。

記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら