韮崎市は、韮崎西中学校の全面改築事業について、大宇根建築設計事務所(東京都町田市森野・TEL042-724-3545)に委ね、現在、詳細な設計を詰めている段階で、来年度には初弾となる校舎等改築工事に着手する計画だ。
改築が予定されるのは、同市神山町鍋山地内の約2万8000㎡の敷地内にある同校の校舎棟、屋内運動場、武道館、屋外プール、グラウンドなどを含む学校施設全体。これらの施設は昭和42~44年に建設されたもので建物の老朽化が進み、耐力度の不足が懸念されている。
改築の基準規模は(1)校舎棟(概ね7000㎡)(2)屋内運動場(アリーナ部概ね1200㎡)(3)武道館(概ね450㎡)(4)屋外プール(25m×8コース)など。仮設校舎設置の予定はなく、現敷地内でスペースを活用しながら、これらの施設を18~20年度の3か年で順次改築する計画。新たな校舎は、既存の全15クラス(3学年各5クラス)の普通教室や管理教室、特別教室などを確保するとともに、多目的教室や共有スペースなどの配置も設計作業のなかで詰めており、年度内には概要が明らかになる見通し。