県は18日、日本で最初の公認女性医師となった荻野吟子の精神を引き継ぎ、男女共同参画で取り組みが顕著な個人・団体・事業所をたたえる「県荻野吟子賞」の21年度受賞者を発表した。いきいき職場部門で、造園土木工事業の矢口造園(北本市、矢口光太郎社長)を選定した。
同社は業務の効率化推進により残業時間を大幅に削減、仕事と家庭の両立を支援している。各家庭の事情に配慮した柔軟な勤務時間も認めている。資格取得経費の会社負担も制度化した。
女性がまだ少ない造園業界で女性の新規採用、正社員登用に積極的な姿勢を県は評価した。
21年度の受賞者は大賞1人・1団体、奨励賞1人、いきいき職場部門2事業所。表彰式を2月7日に知事公館で行う。