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東平井工業団地(第2期)進出企業の整備概要

2022/01/20 群馬建設新聞

【藤岡】鐵建、サカエ、ヨシモトポールの3社は、藤岡市東平井(打越)地内の東平井工業団地第2期に整備する施設の整備概要を明らかにした。鐵建は床面積約8600㎡の梁製造工場、サカエは床面積約3000㎡の臨床検査診断薬製造工場などを建設。ヨシモトポールは施設規模を明らかにしていないが、新商品の製造・開発を行うための施設を新築する。団地造成を行う藤岡市土地開発公社は、2023年10月までの土地の引き渡しを目指し、工事を進める。

造成地は、県企業局が整備した東平井工業団地第1期に立地する協正金型製作所(東平井1410-3)の東側を通る市道119号線(平井小通り)と北側を市道134号線、東側の市道5641号線を外周とする三角形の土地。事業区域は東平井1342ほかの敷地約6万2000㎡。

鉄骨専業ファブリケーターの鐵建(藤岡市、小山慎一代表取締役社長)は、約2万600㎡の敷地にS造平屋一部2階建て、延べ床面積約8600㎡の梁製造工場を新築する。設計は石井設計(前橋市)が受注した。

鉄骨の建て方は直営で行い、外壁工事や内装工事は外注する方針。同団地の第1期の区画へこれまで整備した第1工場や第2工場は直営で施工し、事務所の工事は河本工業(館林市)が行った。

サカエ(東京都港区、松本弘一代表取締役社長)は、臨床検査診断薬製造工場を約1万3000㎡の敷地に建設する。

現在、同団地第1期にある工場で年間200万テストを製造している。同社は5年後には、年間700万テストの製造を目指しており、増産体制を構築することを目的に新工場の建設に踏み切った。

新工場はS造平屋、床面積約3000㎡を想定する。このほか、2階建ての研究開発棟の建設も計画しており、延べ床面積は1000~1500㎡を見込む。

同社はヒーター機器、医用・科学機器、体外診断薬の開発設計・製造・販売を手掛けている。

ヨシモトポール(東京都千代田区、石原晴久代表取締役社長)は、約1万6400㎡の敷地に新商品の製造および開発を行う施設を新築する。

新施設の規模は検討中。具体的な内容については今後発表する方針。

同社は各種スチールポールやコンクリート製品の製造・販売などを手掛けている。

3社はこのほど、藤岡市と立地協定を締結。協定書には建物の建設などについて市内企業を活用することや周辺道路、緑地の管理、地域のまちづくりへの参画などといった内容が盛り込まれている。

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