記事

事業者
群馬県上信自動車道建設事務所

古森跨道橋整備へ詳細設計スタート

2022/01/21 群馬建設新聞

県上信自動車道建設事務所は、長野原嬬恋バイパスに架ける(仮称)古森跨道橋の整備に向けて、詳細設計に駒を進める。同橋は国道146号などを跨ぐラーメン箱桁橋で橋長135mの規模。このほど、詳細設計業務を公募型プロポーザルで公告、2022年10月31日の履行期限で作業を進める。

対象の橋は長野原町古森地内で、国道146号および保羅沢を跨ぐPC2径間連続Tラーメン箱桁橋。今回の業務で◇逆T式橋台2基◇深礎杭(A1)1組◇場所打杭(A2)1組◇壁式橋脚1基◇大口径深礎1組◇架設計画1工法◇補強土壁詳細設計2カ所-の詳細設計を作成する。予備設計は千代田コンサルタント(東京都千代田区)が手掛けた。

プロポの参加条件として、同種または類似業務の実績を求める。具体的には◇同種業務:橋長135m以上の道路橋詳細設計、PCポストテンション形式、移動支保工架設◇類似業務:橋長135m以上の道路橋詳細設計、橋種不問-とする。参考業務規模は7120万円程度を想定。

参加表明書を2月1日まで受け付け、技術提案書の受領期限は3月2日とする。Web会議形式によるヒアリングは3月8~10日の期間で実施。3月17日に技術提案書の特定・通知を予定している。新型コロナなどの状況に応じて、履行期限の変更協議に対応する。

同バイパスの道路設計がBIM/CIMを用いた3次元設計で進行中。同橋においても連携して成果をとりまとめる必要がある。また、A1橋台は急峻な斜面、橋脚を河川内へ配置するなど、厳しい設計条件となっている。このほか、上信自動車道が「ぐんまの風景を魅せるインフラ整備」のモデル事業となっていることから、景観に配慮した構造物整備が求められる。

同バイパスにおいては2020年度、同橋のほかに◇ウサギ沢橋梁=180m◇小熊沢橋梁=450m◇熊川橋梁=210m◇北沢橋梁=150m◇古森IC橋=110m-などの予備設計を3業務に分割して委託。今後、各橋の詳細設計を段階的に委託する見通しとなっている。なお、橋梁名はいずれも仮称。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら