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群馬県前橋市

前橋市の新道の駅アクセス整備が大詰め

2022/01/22 群馬建設新聞

前橋市の新道の駅整備に伴う周辺道路整備が大詰めを迎える。2月上旬に田口町地内の県道四ツ塚原之郷前橋線との交差点から延長200m分の道路改良工事を発注。追って2月後半に、施設に沿って南北に通る路線の舗装新設工事が発注となる。いずれも指名競争入札で業者選定を行う見通し。両工事で、外周道路の整備の発注はおおむね完了となる。施設本体の整備も2022年12月の全体開業に向けて、順調に進んでいる。

上武道路に新設する道の駅まえばし赤城のアクセス道路は、東側と西側で2路線の整備が進められている。東側から施設の敷地を沿って、県道四ツ塚原之郷前橋線へ接続する市道04-104号線は全体で約700m。国道17号上武道路から道の駅入口までの約180mを除いた約520mを、市発注工事で整備している。

これから発注する工事は県道から約200m区間が対象。幅員12・25mで整備する。当該区間の築造を行った上で、側溝・歩道整備、転落防止柵の設置などを実施。各数量は車道舗装工約1800㎡、歩道舗装工約400㎡、側溝整備約200mなど。基層および表層は各5㎝で仕上げる。

工種を土木一式とし、指名競争入札で発注。2月上旬の指名通知を予定している。工期は約8カ月を見込む。

道の駅西側に整備する路線は南北道路と呼ばれる。築造は完了しており、今回の工事で舗装新設など仕上げの工事を実施する。約250m区間を一括して指名通知する方針。幅員構成は車道部5・5m、両側歩道2・5mとなっている。5㎝の表層仕上げや区画線工などを行い完成する。

2月下旬の指名通知を予定。工種は舗装で、約5カ月の工期を設定している。両線ともに設計は地測設計(前橋市)が手掛けた。

これらの工事で、アクセス道としての市道整備はおおむね完了とし、道の駅のオープンを迎えることになる。なお、市道04-104号線と県道の交差点北側、法華沢川を渡る橋梁を含む約50m区間も将来的な拡幅改良が計画されている。21年12月に当該区間の測量設計を地測設計に委託。年度末までにまとめ、22年度以降の工事を計画する。

道の駅施設本体の整備をめぐっては、ヤマト(前橋市)と宮下工業(前橋市)のJVによる建築工事が進行中。敷地面積約7万1000㎡に総延床面積約8000㎡の整備を行っている。22年11月末の完成に向けて進んでおり、地元をはじめ県内外の注目が高まる。

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