記事

事業者
埼玉県

県SDGs技術賞、土砂固化・改質工法が第1回大賞

2022/01/24 埼玉建設新聞

 県の第1回「彩の国SDGs(持続可能な開発目標)技術賞」の大賞に、砂防ソイルセメント工法を開発・展開するインバックスグループ(さいたま市)が選定された。総数28社・32件の応募技術から、建設残土などをコンクリートのように固化・改質する同グループの技術に最も高い評価が与えられた。

 SDGsの機運を高めようと県が創設した技術賞の第1回大賞に建設関係の「現地発生土砂の固化・改質技術」が選ばれた。インバックスグループの提案・設計部門であるインバックス(秋山祥克社長)と、配合試験・品質管理を担うソイルテクノロジー(同)が共同受賞した。

 土木工事で発生する残土や、自然災害時の流出土砂などを原料にできる砂防ソイルセメントの製造技術は、新たな資源活用の工夫としての側面を持つ。受賞者の工法は、国内600カ所以上の砂防堰堤の建設に生かされている。

 大賞に次ぐ奨励賞2件には、食料品の冷凍システムと包装資材の工夫が選ばれた。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら