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新潟県佐渡市

相川消防署高千出張所の建替え設計費3900万円

2022/01/25 新潟建設新聞

 佐渡市は、相川消防署高千出張所の建て替えを計画しており、21日の1月臨時市議会で可決された補正予算では、設計費に2021年度~22年度の債務負担行為として限度額3900万円を設定した。年度内に設計業務を発注し、新年度の完了を目指す。

 高千地内にある現在の庁舎は、2階建てで1階がRC造、2階はW造、建築面積215・30㎡、延べ床面107・65㎡。1991年に建設され、築後31年が経過。老朽化しているほか、手狭であることから、現地での建て替えを計画する。現在、庁内で基本構想の策定を進めており、新庁舎の規模には現庁舎の倍となる延べ床面積500㎡程度を想定する。

 債務負担行為を活用して年度内に設計を発注し、新年度に工事着手、現在のところ2022~23年度の2カ年での建設を想定し、23年末ごろの完成を目指している。工事費については、新年度予算に計上する考え。

 また1月補正予算では、道路橋りょう維持補修事業に1億円を追加し、繰越明許費を設定した。市道8路線で、22年度に実施予定の公共工事の一部を前倒しして早期発注することにより公共工事の平準化に取り組む。12月補正予算で設定した22年度の債務負担行為7800万円とともに、地域バランスを考慮しながら主に舗装修繕を行う。2月中に積算を進め、3月ごろに工事発注し、おおむね8月ごろの工事完了を予定している。

 安全・安心まちづくり事業には8000万円を盛り込んだ。地域要望による小規模な道路工事等を実施することで市民の安全で安心な暮らしを支ええるとともに、地域経済の活性化に要する経費を増額する。147件程度の施工を見込んでおり、新年度への繰越手続きを進めるが、できるところは本年度中に発注を進め、工事量が少ない4~6月中に施工し、平準化を図る。

 本年度中に地域からは約510件の要望が寄せられており、6月補正予算で盛り込まれた同事業費5000万円の執行率は、およそ81%となっている。

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