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山梨県中北建設事務所

地権者との交渉推進 国道358号遠光寺北交差点改良

2022/01/26 山梨建設新聞

 朝晩を中心に混雑する国道358号遠光寺北交差点付近(甲府市伊勢)の改良で、県中北建設事務所は、用地取得に向け地権者個別の交渉を進めている。住宅や店舗など補償物件が多い地域で、すでに移転し更地になった場所もある。今後も地権者による店舗の移転などが続く見通しだ。

 同事務所道路課によると、同交差点付近延べ350mを改良。甲府駅方面の車線を1車線増やし2車線にする。道路東側については現状のままとし、用地は飲食店「丸源ラーメン・甲府平和通り店」などがある道路西側に確保する。沿線の事業者は「道路が混雑するため広げるという話は聞いている。だが詳細な話はまだうちには来ていない。移転も仕方がないとは思っている」と話した。

 2017年度の事業着手後、同課は測量・設計、用地調査などを実施。サンポー、東洋測量設計らが受注した。併せて第一復建による電線共同溝の設計も進められている。

 県では23年度着工、26年度完成を目指す。概算事業費は約20億円。

 同課担当者は「地元説明が終わり、すでに地権者個別の交渉に入っている。着工はもう少し先になると思うが、用地は早期に取得していきたい」と話している。


【写真=車線を増やす計画の国道358号】

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