県教育局は、県立学校施設等に関するアスベスト含有吹付け材使用実態調査の結果をまとめた。調査対象は、県立学校と教育機関、教職員住宅で、264施設。結果は、アスベスト含有吹付け材の使用が認められた施設が99施設、全体の37・5%となっている。今後は、含有が認められた柔らかい吹付け材は、18年度までに原則すべての箇所について撤去する。堅い吹き付け材は、劣化の状況および使用状況を勘案し、18年度以降順次撤去する計画。
設計図書および目視による確認調査は、8月中に実施。また、専門機関による成分分析および劣化調査を9月~11月に実施している。
調査対象施設の内訳は、高等学校154校、盲・ろう・養護学校30校、社会教育施設28施設、教職員住宅52住宅。
アスベスト使用が確認された施設のうち、ビニールシートで覆うなど応急処置を施したのは、川越工業高校、朝霞高校、川越西高校の3施設となっている。