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群馬県藤岡市

藤岡市は複合施設建設の基本設計案を明らかにした

2022/02/02 群馬建設新聞

藤岡市は1日、旧公立藤岡総合病院跡地に新設する複合施設の基本設計案を明らかにした。敷地内に整備する保健センター、ホール、図書館、プレイルームはそれぞれ平屋で、4棟合わせた床面積は5300㎡を想定。各棟は接続させ、利用者が一体的に利用できるように配慮する。2022年度は施設実施設計や外周道路整備に向けた測量設計、用地買収に取り掛かる。構造や床面積などを検討する施設実施設計は入札で委託か、基本設計を受注した佐藤総合計画(東京都墨田区)と随意契約で委託するか検討中。外周道路整備については2カ所の新設と8カ所で拡幅を計画する。

工事は23~25年度の3カ年で進め、25年度中の完成を目指す。

複合施設は藤岡942-1の敷地約1・4haに建設する。敷地周辺には職員用駐車場を4カ所、合わせて55台分のスペース整備するほか、3カ所で合計253台駐車可能な利用者駐車場も設ける。

敷地内には張り芝を想定する広場や利用者駐車場(30台)と公用車駐車場(11台)、思いやり駐車場(6台)駐輪場(100台)、バス停などの外構整備も計画している。

保健センターには健診ルームや託児ルーム、トイレ・検査室、調理室、事務室、スタジオ、貸会議室などを整備する。ホールにはギャラリーも兼ねる多目的ホールや倉庫、トイレなどを設ける。多目的ホールは一部開放できるようにし、広場と一体利用できるように計画。図書館については事務エリアやトイレ、静寂室、グループ学習室、閉架書庫、一般開架を配置する。プレイルームには大・小の部屋を設ける。

設備整備に合わせて、外周道路の再整備を計画。外周道路測量設計を10カ所で行う方針で、分割するか、一括するか明らかとしていない。機械ボーリングでの地質調査も計画しており、箇所数は過去に行った地質データをもとに検討する。

外周道路のうち、新設するのは主要地方道藤岡本庄線と接続し、石田屋藤岡店(藤岡936-6)の北側を通る道路(幅員5m)と同新設道路と接続し、北に延びる道路(幅員4m)の2路線。

既設の外周道路は幅員5mをメインに拡幅する。敷地南側に位置し、藤岡本庄線から接続して敷地に沿って東西に延びる道路は幅員7mで計画。歩道整備は利用者駐車場から施設へ向かう2カ所で行う。

22~24年度の3カ年実施計画には◇22年度=実施設計、外周道路測量設計、用地買収、6億722万2000円◇23年度=建設工事、外構整備、設計監理、外周道路整備、14億2221万4000円◇24年度=建設工事、外構整備、設計監理、外周道路整備、14億4851万4000円-を位置付けている。

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