県土木部と新潟県建設業協会青年部会(猪俣一成部会長)との意見交換会が1日、新潟市内の新潟県建設会館で開かれた。今回、新型コロナウイルスの感染状況を考慮して、対面とオンライン併用によるハイブリッド型で開かれ、働き方改革などで意見を交わした
当日は土木部から金子法泰部長と小林加津春監理課企画調整室長、原一哲主査が出席。青年部会からは猪俣部会長、富樫隆教副部会長、細川一彦副部会長、森下真朋幹事長の4人が会場に集まり、12人の幹事はリモートで参加した。あいさつで猪俣部会長は「県内はコロナの状況もあり、各地区でも現場や除雪面で影響が少しずつ出ていると聞いている。青年部会としては未来志向で、担い手確保へ向けた働き方改革が大きなテーマとなる。各地区の状況を含めて意見交換させていただく」と述べ、有意義な意見交換にしたいと強調した。
続いて金子部長は「国内で初めて新型コロナウイルスの罹患(りかん)者が報告されてから3年目になる。今年1月からは第6波となったが、皆さまにはエッセンシャルワーカーとしての役割を果たす中、コロナ対策は気の抜けないことであったと思う。きょうは忌憚(きたん)のない意見交換としたい」と呼び掛けた。
意見交換に先立ち、金子部長による講演が行われた。金子部長は、県土木部の最近の取り組みとして、本年度の発注目標だった「降雪前に80%」を、11月末時点で84・7%と達成したことや、建設業とSDGsの関係、さらに業務執行の改善に向けた取り組みをあげて「働き方改革へみなさんと一緒に取り組んでいきたい」との姿勢を示した。
【写真=猪俣部会長、対面とリモートのハイブリッドで行われた】