県は4日、2021年度優良技術者表彰の受賞者を発表した。受賞者数は95人で前年度から14人減少。建設工事で47社74人、委託業務で15社21人が栄誉に浴する。
工事の選考方法は本年度、それまでの「企業からの申請方式」をあらため、選考基準を「工事成績評定点」のみに変更。また、従来は下請けの技術者も表彰対象に含めていたが、「元請けの技術者のみ」に変更した。
受賞者数の部門別内訳は、一般部門が62人で前年度から2人減少。40歳未満(工事開始日時点)に限定した若手部門は12人で前年度から13人減った。所属企業数は6社減少した。
■フクザワコーポが最多8人
■中野土建からは5人受賞
1企業で最も多く受賞者を輩出したのはフクザワコーポレーション(飯山市)で8人(一般部門5人、若手部門3人)。2番目は中野土建(中野市)で5人(一般部門4人、若手部門1人)。北信土建(長野市)からは4人(全て一般部門)、新津組(小海町)からは3人(全て一般部門)が選ばれた。また日本綜合建設(長野市)は工事と委託で2人ずつ、計4人(工事一般部門2人、委託一般・若手部門各1人)が受賞する。
■委託最多はみすず綜合で3人
一方、委託は従来どおり「企業からの申請方式」で選考。申請があった193人から21人を厳選した。
受賞者数の部門別内訳は、一般部門が11人で前年比1人増、若手部門が10人で前年と同数。所属企業数は1社増えた。
1企業で最も多く受賞者を輩出したのはみすず綜合コンサルタント(上田市)で3人(一般部門2人、若手部門1人)。次いで2人輩出がアンドー(松本市、全て若手部門)、協同測量社(長野市、全て一般部門)、ゼンシン(駒ヶ根市、一般・若手部門各1人)からは2人が選ばれた。
表彰式は2月10日(木)午後1時30分から県庁企業局分室で執り行う。ただし、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、受賞者は参加しない形でWEB開催する。