真岡市の石坂真一市長は9日、2022年度当初予算記者会見を開いた。一般会計は前年度から0・9%増の341億円。普通建設事業費は16・3%増の37億5174万円。総合運動公園は新たに硬式兼軟式野球場の整備に着手。産業団地整備事業は早期分譲に向け、管渠施設や緑地などの実施設計や幹線道路の改良工事を実施。学校給食センターは第1学校給食センターの実施設計を進めるとともに、第2学校給食センターの調理能力増強を図るため調査設計業務を委託する。複合交流拠点整備は引き続き設計業務を進め、今年度末の着工を目指す。(2面に予算額)
総合運動公園整備事業はⅢ期工事として9億7093万円を計上。野球場スタンドの整備や案内板設置、工事進入路工事、既存球場のバックスクリーン撤去などを行う。
第2学校給食センター(大根田1549)は、設備の増強整備調査・設計業務委託料に550万円。第1学校給食センター(東郷496-1)は実施設計業務委託料2468万円を充てた。
産業団地整備事業は一般会計に3億1491万円、特別会計に9億6320万円を配分。一般会計では実施設計・敷地管理などに業務委託料1033万円、自然環境モニタリング調査費256万円、幹線道路の市道113号線改良事業費3億110万円を計上。特別会計では優先する用地取得や物件補償費のほか宅地造成や道路築造の工事費を措置した。
複合交流拠点施設整備事業は3億92万円。実施設計・建設などの整備費に2億9711万円、モニタリング支援業務委託料368万円を充当。22年度末にも着工し24年中の完成と25年春のオープンを目指す。
井頭周辺活性化推進事業は井頭公園南側エリアを推進。支援業務に1103万円、測量及び改修計画作成に49万円、井頭温泉駐車場高木伐採及び歩道整備に215万円を振り分けた。
井頭周辺活性化関連事業のグランピング施設整備に工事費1628万円、井頭周辺農業拠点施設整備に415万円を配分。チャットパレス敷地内にあるグランピング施設は、施設の充実を図るためトイレやWi-Fiアンテナ、防犯カメラの設置工事を実施。農業拠点施設はあぐ里っ娘周辺に収穫体験圃場を整備する。
土木費は18路線が対象の道路改良事業費に4億6633万円を計上。市道113号線や275線などで工事を実施。市内5橋の橋梁長寿命化補修工事に7640万円、道路補修等工事には9742万円、側溝整備事業に2000万円、交通安全施設整備には1033万円を措置。
都市計画道路中郷八木岡線の拡幅に伴う荒町・田町地区の中心市街地リノベーション事業費に658万円、基本計画策定支援委託料102万円を予算化する。
教育費では、小中学校施設改修事業で防犯カメラや電話設備を更新。防犯カメラ改修の設計・工事費に小学校1186万円、中学校890万円。電話設備改修の設計・工事費に小中学校各335万円。
新庁舎周辺の金鈴荘再整備に工事費3325万円を充当。文化・観光拠点として活用するため南門を開閉させるほか石塀補強や遊歩道を整備する。
新規事業では、合葬墓地整備事業に784万円を計上。既存市営墓地の区画数減少や多様化する墓地ニーズに対応するため基本・実施設計を実施。23年度末に中間年度となる都市計画マスタープランの策定業務委託料に959万円を充て、上位計画との整合や見直しを行う。
水道事業会計の資本的支出は13・9%増の11億1663万円。土地区画整理事業の進捗に合わせ配水管の整備を進めるとともに、浄水場の設備更新に取り組む。石法寺浄水場では、ろ過設備や耐震化に伴う再配置のための基本設計業務を実施する。
公共下水道事業会計の資本的支出は12・3%減の11億8517万円、農業集落排水事業は0・1%増の2億5808万円。公共下水道事業は汚水管渠布設工事や舗装本復旧工事などのほか、下水道化構想、全体計画、事業計画の各種計画を見直す。