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栃木県矢板市

矢板市予算案、普通建設費16.8億円、文化スポーツ施設や運動公園に工費

2022/02/11 栃木建設新聞

 矢板市は10日、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は、前年度比7%増の139億2000万円。普通建設事業費は、文化スポーツ複合施設の建設費を盛り込んだことから68・9%増の16億8008万円。矢板運動公園、わかば通りなどに工事費を計上。東小学校長寿命化改修工事基本計画策定費、矢板小体育館トイレ改修、矢板中体育館屋根・外壁改修の実施設計費などを措置した。

 文化スポーツ複合施設は工事と監理費に7億6580万円を計上。規模はRC造2階建て延べ2943平方m(ランニングコース含め3269平方m)。建設費は約15億8900万円。2カ年で工事を進める。

 矢板運動公園は園内の管理道路や園路の改修、陸上競技場駐車場整備に6000万円。国道461号からアクセスする市道長井幸岡1号線などの舗装修繕工事に4300万円、市道幸岡塩田8号線の区画線設置や樹木の剪定に400万円。

 わかば通り整備は1億240万円。とちぎフットボールセンター南側の東西道路で、同センターと富田アンダー付近を結ぶ路線。延長は約350m、景観幅員は16m。用地買収を進め、新設区間の着工を予定している。

 都市再生整備計画事業は2000万円で、富田アンダーのポンプ電気設備改修工事を実施。長峰公園は1150万円で園路を整備する。

 道路新設改良費は3億7000万円。市道木幡・安沢1号線2期工区、109号線、泉・長井1号線、長井・幸岡1号線の整備を促進する。道路維持費は1億2200万円。

 橋梁維持事業は4320万円。1番橋、矢板駅構内人道橋の補修詳細設計を実施し、市道34橋と高速跨道橋3橋を点検。橋梁長寿命化修繕計画修正業務を委託する。

 立地適正化計画、景観計画の策定などに1660万円、都市計画マスタープラン見直しに450万円。地籍調査費は2500万円。新たに上町Ⅱ、Ⅲ地区に着手する。

 住宅管理費は5000万円。市営住宅の整備や老朽化した公営住宅の解体撤去を行う。

 東小の長寿命化基本計画策定と矢板小体育館のトイレ改修実施設計に1310万円を計上。東小は校舎や体育館を改修。事業費は30億円を想定。23年度に基本設計、24年度に実施設計と仮設校舎の設置、25~27年度に校舎や体育館改修工事を行う。

 矢板中体育館の屋根・外壁改修の実施設計は400万円。生涯学習館駐車場舗装改修工事に1700万円、山縣有朋記念館改修補助に200万円、都市公園民間活力導入制度の検討に40万円を措置した。

 水道事業会計は12億5700万円(前年度比0・6%減)。施設整備費は4億3400万円(0・5%減)。老朽管更新や水源施設の整備を進める。

 下水道事業は11億8390万円(8・4%減)。管渠建設改良費は1億4700万円(46・3%減)。

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