常陸大宮市(鈴木定幸市長)は2022年度の当初予算案で、常陸大宮駅周辺整備事業に6億5742万7000円を盛り込んだ。駅周辺区域内の主要道路整備に向けた用地買収や用地測量、改良工事を進めるほか、東西駅前広場・自由通路および駅舎の実施設計に取り掛かる。このほか主な新規・拡充事業では、大宮運動公園市民球場改修事業に3億991万円、御前山地域センター改修事業に7497万6000円を計上。継続事業となる道路新設改良費には2億4803万3000円を付けた。
駅周辺整備事業では、周辺主要道路6路線で用地測量、上町地内の交差点(L70m)で道路改良工事に着手する。事業費には7280万6000円を充てている。用地補償費には3億2988万5000円を措置した。
業務関係では、駅前広場多目的施設の実施設計委託費に7751万6000円、駅西口駅前広場の用地測量委託費に902万円を計上している。
大宮運動公園市民球場の改修事業では、暗渠排水の目詰まりを改善することに合わせて、グラウンドの全面人工芝化を実施する。工事概要として、人工芝(ロングパイル型)舗装工1万3163㎡、アンツーカ舗装工270㎡となっている。実施設計については、㈱横須賀満夫建築設計事務所が21年度内にまとめる。
同施設(鷹巣1860)は1998年に開設。規模は面積2万2000㎡。両翼98m、中堅122m。
御前山地域センター改修事業では、施設長寿命化を図るものとして、御前山支所の照明LED化や隣接する市民センターのトイレ改修などを行う。施設規模は御前山支所がRC造2階建て、延べ床面積1240㎡。97年建築。市民センターがRC造2階建て、延べ床面積1587㎡。81年建築。
商工費では、ショッピングセンターピサーロ内への子ども広場整備事業に4267万7000円を盛り込んだ。2022年度にフードコートをメインにフロア整備を行い、23年度に遊具など設置する。供用開始は23年10月を予定している。
道の駅常陸大宮(かわぷらざ)についても、インクルーシブ遊具などの大型遊具設置や周囲に三輪車コースを設置する。事業費には3243万9000円を充てている。
民生費では、美和認定こども園の屋根塗装や外壁張り替えなどの改修工事費に5285万5000円を措置したほか、民間保育所への補助金として、認定こども園若草幼稚園の幼保連携型認定こども園としての改修整備に補助金5867万9000円を充てた。保育室の改築や給食室の新築などを行う。
一般会計の総額は235億6000万円とし、17年度に次ぐ2番目の予算規模とした。