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栃木県茂木町

茂木町、550㎞のケーブルネット光化、幹線1期工など4月にも公告

2022/02/17 栃木建設新聞

 茂木町は2022年度からケーブルネットワーク光化整備工事に着手する。事業期間は25年度までの4カ年。総事業費は約13億円。総務省の補助事業を活用する予定。22年度当初予算案に5億6073万円を計上し、第1期幹線工事とセンター改修(機材)、受信点整備を実施する。4月にも一般競争入札で公告する見込み。24年度の運用開始を目指す。

 工事は、総延長約550㎞のHFC線(光と同軸ケーブルの混線)をFTTH線にしネットワーク網を全て光化。

 22年度の第1期幹線工事では、市街地中心部と南北の一部を施工。併せて15年以上経過し老朽化しているセンター機材を改修。難視聴地域の受信点も見直すため、既存の小倉山と千本地区の受信点を調査する。

 23年度は残りの幹線工事と引込工事。引込戸数は2000戸を予定。24年度は2500戸の引込工事を見込んでいる。25年度に既設のHFC線を撤去する。基本構想や設計はケーブルテレビ(栃木市)が担当。

 光化の事業効果には①安定した放送環境整備による町民の安心安全確保②児童生徒の学習機会を確保するオンライン学習環境の確保③地デジ放送のほか有料の衛星放送、パススルーによるBS4K・8K放送、多様化するIP放送への対応④戸別防災端末(防災FMラジオ)の導入よる町民の安心安全の確保⑤民営化による多チャンネル化等提供サービスの充実-を挙げた。

 町は、情報ネットワーク網を整備することで高度情報化社会に対応した情報発信機能の充実・強靭化と行政サービスのデジタル化・高度化を図る。

 頻発する自然災害時の情報伝達手段や新型コロナウイルス感染症拡大を想定した新しい生活様式の実践、デジタル化に対応した高度な情報サービスを提供する。

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