熊谷市は、江波363の武道館において大規模修繕工事を計画している。2022年度早期にも発注したい考え。22年度当初予算案に2億2900万円を計上した。建築・電気設備・機械設備の3分離発注も視野に入れている。工期は23年2月までを見込む。施工を行ってから30年は改修を必要としない整備を実施する。
対象となるのは、RC造2階建て、対象面積1303・02㎡、1991年完成の建屋。1階が柔道場、2階は剣道場となっている。それぞれ2面ずつ有する。
工事では建築工事として施設外部の外壁のひび割れなどの補修、暑さ対策へ向けた屋根改修、外構についても施工を行う。内部については、床・壁・天井・建具の改修、梁や壁のモルタルなども補修する。
電気設備工は外部の照明やスピーカー更新、内部では照明のLED化や付随する配線の取り替えを予定する。
機械設備に関しては、施設内外部で給排水管更新を計画。トイレ設備の更新として、現況の洋式便器を新しいものへ変更。また、小便器は自動洗浄化、洗面器の自動水洗化や床乾式化なども見据える。
多機能トイレを新設する想定でオストメイトやベビーベッド、ベビーチェア整備などを見込む。さらに、災害時用トイレの設置も見込む。
設計業務を松下設計(さいたま市、℡048-840-4118)がまとめた。
武道館は柔道場・剣道場のほか、敷地北側に弓道場や西側にゲートボール場も備える。施設の敷地面積は2707・21㎡。