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栃木県那須町

那須町予算案、下水2センターで工事、橋梁補修工に着手、詰所を新築

2022/02/25 栃木建設新聞

 那須町は、2022年度当初予算案を公表した。一般会計は前年度比5%減の121億2000万円。普通建設事業費は51・2%減5億2853万円。老朽化が進むインフラ整備に予算を配分し、新たに橋梁補修の工事費や大規模盛土造成地変動予測調査費、消防団詰所新築工事費を計上。黒田原水処理センターの設備更新工事や湯本浄化センターの長寿命化・耐震化工事の委託料を盛り込んだ。(5面に主要事業予算額)

 大型建設事業となる友愛の森再整備については、資材の価格高騰や調達の遅れが懸念されることから直売所や物産センターなどの新館の建設時期を1年先送り。整備費積立金1億円と土地購入費を計上した。

 道路維持補修事業は拡充の3億384万円。委託料は除雪の1000万円、道路排水詳細設計などに706万円、道路台帳等作成に2813万円。工事費は国道4号交差点西側の法師畑・山梨子線(りんどうライン)舗装修繕など2億1601万円。

 橋梁維持費は点検や橋梁長寿命化修繕計画修正、補修設計などの委託料2739万円。工事費は8189万円で、那須ハイランドパーク前付近の那須南幹線大清水1号橋、主要地方道那須高原線東側の喰木原6号線第2橋に着手。設計は相鉄3号幹線五峰橋、丸山松子線開運橋を委託する予定。

 道路新設改良費は1億1118万円。逃室矢の目線などの道路改良工事に6619万円、不動産鑑定・用地測量委託料に1508万円。

 消防団詰所の新築は池田地区の工事に3800万円。大規模盛土造成地変動予測は委託料1856万円で伊王野地区1カ所を調査。大規模建築物耐震改修補助金643万を計上した。

 地籍調査は2075万円で新高久Ⅰ、Ⅱ地区を推進。浄化槽設置整備事業は2378万円。

 新規は湯本団地の屋根改修工事に1130万円、受水槽改修に568万円。スイミングドームの空調機と冷温水コイル更新工事、公衆トイレ屋根防水改修工事に118万円。

 湯本駐車場整備工事に1100万円、鉱山跡トイレ解体工事に605万円、一軒茶屋トイレ解体工事に539万円などを措置した。

 下水道事業特別会計は5億9010万円(前年度比62・8%増)。黒田原下水道建設費はLCD監視制御装置等更新工事委託に9284万円、管渠布設工事に3450万円、湯本下水道建設費は浄化センター施設長寿命化工事委託に8500万円、耐震化工事委託に8760万円。

 債務負担行為では黒田原水処理センター建設事業に限度額1億9600万円(22~24年度)、湯本浄化センター建設事業に同6億6410万円(同)を設定する。

 水道事業会計は11億9815万円(6・9%減)。建設改良費は2億2417万円。工事費は老朽管更新に1億1210万円、上川、下川地区の配水管布設などを行う給水区域拡張に1880万円、占勝園浄水場設備を更新する水道施設整備に6000万円、吉田地区配水管布設に1780万円、六斗地水源用地測量委託に800万円を配分した。

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