中野市は旧長丘小学校利活用事業の公募型プロポーザルで、合同会社WIP(松本市)と平井政俊建築設計事務所(東京都)のグループを最適候補者に決めた。1カ月ほどかけて詳細を詰め契約する。建設を担当する企業は同グループが選定する。
事業方式は市が施設整備の資金調達を行い、実施事業者が施設整備を行った後、指定管理者として維持管理・運営を行うDBO方式。設計、建設、工事監理および維持管理・運営業務を一括して実施事業者に委ねる。
事業内容は2020年3月末に閉校した同校(壁田1572)の施設を、子育て支援施設や多目的運動施設などとして整備、運営するもの。施設整備の設計・工事監理費の上限額は1500万円(税込み、以下同じ)、工事費の上限額は1億2000万円、維持管理・運営管理費の上限額は年間3000万円。施設整備の完了は23年3月末とし、翌4月に事業を開始する。
活用する主な施設は、RC造2階建て2789㎡の教室棟、RC造平屋921㎡の屋内運動場、グラウンド7948㎡など。敷地面積は1万7126㎡。竣工年度は01年。
なお、プロポーザルには3グループが参加した。