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栃木県真岡市

真岡市、総合運動公園Ⅱ期工区、野球場、新年度早期に公告、15.5億円で2カ年施工

2022/03/03 栃木建設新聞

 真岡市は、2022年度から2カ年で総合運動公園(小林)に硬式兼軟式野球場を建設する。建設費は総額15億5000万円を見込んでいる。22年度当初予算に総合運動公園Ⅲ期工区整備事業費として9億7093万2000円を計上。メインスタンドの建設工事を4月以降に一般競争で発注する予定。23年度はメインスタンド以外の建設工事にも着手し、23年度末の工事完成と24年秋の供用開始を目指す。

 球場の場所は南ブロック(約12・9ha)中央の園路に囲まれたエリア。球場面積は内外野スタンドを含め約2・16ha。両翼98m、センター方向122mと硬式公認野球場の規格を満たし、プロ野球や独立リーグ(BCリーグ)、高校野球予選にも対応する。実施設計はAIS総合設計(宇都宮市)が担当した。

 22年度から施工するメインスタンドの工期は23年度末まで。観客席は約1300席。スタンド部では、本部室や放送室、審判控え室、会議室、器具庫、トイレ、屋内エレベーターなども整備。このほか、小規模工事の案内看板設置や工事進入路工事、計画地東側の既存球場バックスクリーン撤去なども発注する予定。

 23年度は外野席やスコアボード(LED電光掲示板)、夜間照明設備、外周部の防球ネット、1・3塁側への屋外ブルペン、フィールド関係も整備する。

 外野席は約1700の芝生席を確保。夜間照明設備は硬式野球の一般競技、軟式野球の公式競技、BCリーグ基準値に準じたもの。フィールドは内野が土と砂の混合土の舗装、外野は天然芝を敷設する。

 総合運動公園Ⅲ期工区整備事業は、19年度から2023年度までの5カ年継続事業。総事業費は29億9700万円。継続費の年割額は19年度5億7080万円、20年度6億2200万円、21年度4120万円、22年度9億6620万円、23年度7億9680万円。

 南ブロック全体の基本・実施設計は栃木都市計画センター(宇都宮市)が担当。これまで、人工芝サッカー場と西側駐車場が供用を開始。順次整備を進め、Ⅲ期工区が完了次第、Ⅳ期工区に着手する方針。

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