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国土交通省荒川上流河川事務所

荒川上流が太郎右衛門地区の協議会を開催

2022/03/04 埼玉建設新聞

5月ごろに両生類調査など


 荒川上流河川事務所が事務局を務める荒川太郎右衛門地区自然再生協議会(会長・浅枝隆埼玉大学名誉教授)は1日、第52回会合をWeb開催した。2022年度の生態系モニタリング活動として、5月ごろに両生類、爬虫類、哺乳類の生物相調査を行うほか、上・中・下池の水質調査を6回実施する計画を了承した。さらに、自然再生事業の実施計画に関わる調査として、植物、昆虫、甲殻類、貝類について計画している。

 20年度から開始した自然再生と目標種調査行動の3年目となり、モニタリングでは水位の連続観測、UAV(ドローン)撮影なども実施。そのほか、上池の植生管理、中池広場での在来種草地形成、下池におけるハンノキ再生も継続して行う。

 広報活動のイベントは、協議会主催のミドリシジミ観察会を6月、秋イベントは10月に開催する。自治体イベントへの出展については、川島町が4月と11月、桶川市は5月、上尾市では11月に行う予定。

 同地区(上尾市、桶川市、川島町)は荒川河口から約50~54km(太郎右衛門橋下流側)の右岸で旧荒川の流路や湿地環境が残っている。協議会は03年に設立した。

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