社会福祉法人二王子会(笹川康夫理事長、新発田市大手町4-5-29)は2日、特別養護老人ホーム二の丸建築(本体)工事の一般競争入札を執行、その結果、15億8800万円(税抜)で新発田建設を落札者に決めた。8日に契約を結び、着工、2023年3月10日完成、同年6月1日の開所を予定する。入札には新発田建設、伊藤組、岩村組、石井組の計4社が参加した。
既存の特別養護老人ホーム二の丸(新発田市4-5-29)は築37年が経過。建物、設備等が老朽化していることや既存の施設が新発田城の敷地に隣接するため、眺望の点から上館地内に移転新築する。
新たな施設の規模はS造3階建て、耐火建築物延べ面積6470・35㎡。定員は移転に伴い現在の100人から88人となる。
移転場所は、新発田市上館地内で市立ななは保育園に隣接する市有地。
設計は、新発田市建築設計協同組合(チーフ=斉藤建築設計事務所)が担当した。
既存施設は新施設の完成後となる23年度以降に解体工事に取り掛かる見通し。施設規模はRC造4階建て、延べ床面積3039㎡。また解体工事完了後は新発田市が同敷地で埋蔵物の発掘調査を実施。その後、問題なければ新発田城土橋門の復元に合わせ、市道の遊歩道化および特養二の丸跡地に代替えとなる市道の整備を計画する。
【写真=ななは保育園隣の建設予定地】