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各所で授与式/優良技術者表彰

2022/03/04 長野建設新聞

 県の2021年度優良技術者表彰式が新型コロナウイルス感染拡大防止のためWEB開催となったことを受けて、一部の現地機関では受賞者への表彰状授与式を企画、開催している。1日には、発注機関別で最多となる15人の受賞者が選定された長野建設事務所と、2番目に多い14人が選ばれた北信建設事務所などで授与式が挙行され、受賞者の栄誉をたたえた。

 長野、北信建設事務所はそれぞれ会社ごと受賞者を所長室に招き開催。長野建では吉川達也所長が受賞者一人ひとりに表彰状を伝達。事務所の担当職員も同席し喜びを分かち合った。式後には懇談の時間を設け、完成までの経緯や創意工夫した点などの話題に花を咲かせた。小宮山土木(立科町)の佐藤謙也社長は「災害復旧の現場は計画どおり進まない。何回もさまざまな方法で試行錯誤した」と回顧。みすず綜合コンサルタント(上田市)の高藤亨仁氏は「測量は3次元が主流になり、技術革新が急速に進んでいる」と述べ、業界が過渡期にある中で一層の研さんが必要とした。

 また、塩川組(中野市)の牧島吉宣氏は、同じ工事で若手部門を受賞した後輩・上原瀬那氏と共に懇談し「(上原氏は)初めて大きな現場を担当させていただいた。受賞は今後の励みになると思います」と喜び、吉川所長は「経験を積み重ね、立派な技術者になってください」とエールを送った。

 北信建の授与式では丸山進所長が受賞者一人ひとりに表彰状を伝達。「優秀な仕事をしていただき心から御礼申し上げます。今後も公共事業の推進に皆さまの力をぜひお貸しいただきたい」とたたえた。

 同所発注事業で本年度最多6人の受賞者を輩出したフクザワコーポレーション(飯山市)の福澤直樹社長は「受賞はひとえに発注機関の皆さまのご指導のおかげ。今後も『社会に役立ち なくてはならない存在になる』というわが社のミッションに沿って頑張っていきたい」と謝辞。また、4人の受賞者を輩出した中野土建(中野市)の藏谷伸太郎社長は「今、建設業では技術革新が進んでいる。新たな技術を生かしながら、工程管理、安全管理、施工精度を高めている。これからも新技術を取り入れながら地域発展のために良い工事を進めていきたい」と述べた。

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