県央広域事務組合(管理者・原口和久鴻巣市長)は、2022年度当初予算を明らかにした。鴻巣天神分署建て替えに向けた設計委託費3530万5000円、付属棟解体工事費355万3000円を計上。また、鴻巣西分署浴室個室化工事費910万8000円、消防本部・鴻巣消防署庁舎トイレ改修費596万2000円を充当した。
鴻巣天神分署(鴻巣市天神1-1-28)は庁舎建て替えを計画。22年度で設計をまとめ、23年度に施工する見通しだ。新施設の規模は既存施設と同程度を見込んでいる。また、先行して22年度に付属棟として使用している車庫・倉庫を解体する。
既存施設の規模は、庁舎がRC造2階建て、延べ床面積570・71㎡を有する。付属棟がRC造平屋、床面積49・69㎡。どちらも1986年に竣工した。
鴻巣西分署(鴻巣市滝馬室1139-1)では、浴室個室化工事に着手する。既存設備はユニット型のシャワールームを使用。老朽化した設備更新と感染症対策を兼ね、シャワーユニットを増設して複数人が使用できる設備へ更新する。
そのほか、消防本部・鴻巣消防署庁舎(鴻巣市箕田1638-1)の和式トイレを洋式化する計画。対象基数は6~7基を想定している。
また、2023年度以降の施工に向けて鴻巣消防署浴室個室化設計費157万3000円、桶川消防署仮眠室個室化設計費158万4000円を盛り込んだ。
一般会計総額は、前年度比8・1%増の39億729万7000円となった。