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国土交通省北陸地方整備局(建設)

利賀トンネル2工区は50・3億の大成建設に落札決定

2022/03/09 新潟建設新聞

 北陸地方整備局は、利賀トンネル(2工区)工事の一般競争入札の結果、50億3039万円で大成建設が落札した(3月8日落札決定)。予定価格は54億6720万円だった。

 利賀ダムの工事用道路として建設される同トンネルの工事概要は、トンネル工(NATM掘削・支保)、覆工・防水工2395m。インバート工420m、坑内附帯工、仮設工一式。工期は約1109日間。

 工事用道路は、富山県南砺市利賀村栃原地先(国道156号)を起点に利賀村利賀地先(利賀行政センター)までの全4工区、延長9・3kmの新設道路で構成。全長の約66%をトンネルが占める。ダム完成後には国道471号バイパスとして供用される。

 利賀ダムは、庄川の右支川である利賀川に建設される多目的ダムで、堤高112m、堤頂長232m、集水面積95・9kM2、湛水面積1・1kM2。総事業費は約1640億円を試算し、全体工期には31年度までを予定している。



 施工体制確認型総合評価落札方式(技術提案S型)の試行工事であり、段階選抜方式、契約後VE方式、発注者指定の週休2日、CCUS義務化モデル工事。主な入札参加要件には、土木一式1200点以上で、2006年度以降に元請けとして完成したNATM工法による内空断面積(覆工後の内空断面積)が50㎡以上、施工延長1100m以上のトンネル工事の施工実績がある者など、となっていた。

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